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2014年12月 9日 (火)

冒険の酒場第7回リプレイ報告~マギカロギア編シナリオ『浸食する悪夢の帳』

 プレイ報告第1弾はマギカロギアです。Role&Roll83の『浸食する悪夢の帳』のリプレイです。ネタバレがありますのでご注意ください。

イベント自体の報告はこちら

冒険の酒場7にご参加いただき、ありがとうございました!!
https://kokutoblog.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-eb8a.html

冒険の酒場はこんなイベントです

冒険の酒場とは
https://kokutoblog.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-93b4.html

セッション前
 朝の9時集合、開会の挨拶ののち、メンバーは各卓に散っていきました。マギカロギアの卓は恒例の一番奥です。落ち着いた雰囲気でゲームができるようにとの、主催側からの配慮です(ハイハイ)。

PC&PL&GM紹介
 参加者はマギカロギアが3回目のGMと経験者のPLが2人、初めてのPLが1人という面子。段々経験者率が高くなってまいりました。

 PCのデータも載せました。設定を書き起こしたい、あるいはリスペックしたいときはこのデータを使ってください。(>PL)

 なお、紹介は席順です。

“真淵の細工師”(しんえんのさいくし)迷ノ宮 ハーマイオニー PL:Nakuruさん
 第4階梯の書工。80代の老女、表の顔が好事家となっているが、要するに仕事をしないでブラブラしているということではないだろうか? この年齢の方の多くがそうなのであまり見分けがつかない。

 プレイヤーは3回目の参加となるNakuruさん。前回の経験を生かしてのリベンジとなりました。果たして結果は?

迷ノ宮・キャラクターシート

「mayoinomiya_L.jpg」をダウンロード

「mayoinomiya_R.jpg」をダウンロード

“風吹の螺旋”(ふぶきのらせん)卍洞(ばんどう) PL:harudさん
 第4階梯の司書。70代の老人。ホビーショップ「卍堂」のオーナー兼店主。現代のおもちゃも扱っているが、玩具系の骨董品店としても、知る人ぞ知る店。奥に行くほど古い品物が置いてある。実は天涯の非公式メンバーでもあり、店の一番奥はアーティファクトの保管所にもなっている。

 PLは2回目の参加となるharudさん。マギカロギアにも大分慣れてきて、今回はサンプルキャラクターをアレンジしての参戦です。

卍洞・キャラクターシート

「bandou_L.jpg」をダウンロード

「bandou_R.jpg」をダウンロード

“緑風王”(りょくふうおう)イェーツ いつき PL:坂本 和也さん
 第4階梯の司書。2O代後半の男性だが、表の顔は女王様・・・なかなか面白い感じです(同棲中の恋人は調教師!)。魔法名の由来は真の姿。大草原に立つ威厳ある王、その年齢にはない威厳が備わっており、夜のプレイでは“奴隷”たちから絶賛されているとかいないとか。

 プレイヤーは初参加の坂本さん。会場となっている「街のあかり」のスタッフさんです。

イツキ・キャラクターシート

「itsuki_L.jpg」をダウンロード

「itsuki_R.jpg」をダウンロード 

GM:除温冷脳64(じょんれのん64)
 魔法使い、超常能力者、異能者大好きGM。3回目のマギカロギアで大分なれてきました、といいたいところですが・・・

ツィッターアカウントはこちら
https://twitter.com/johnlenon64

作品紹介
 マギカロギアに初挑戦の方がいますが、経験者の数が上回っているので、通常のセッションぽくなりましたがスタンスは変わりません。基本的に全員が経験者ということはあまりなさそうだという認識にGMは至っているので、「マギカロギア体験会」であることに変わりありません。

 作品紹介に関しては前回通り、用意したペーパーを使いながら流し気味に、詳しくは追々という形です。

 ベースになる解釈は例によって以下のコンテンツを使っています。

(仮)マギカロギア・ヘヴンズドア
http://kokutoarchives.cocolog-nifty.com/blog/
上記のアドレスからカテゴリー「mglghg」へ、特にチャート類が直接のソース、さらに基本方針が「ゲームに参加する皆さんへ」になります。

キャラメイク
 前回、アクシデントで使えなかったサンプルキャラクターシート、を今回はを投入! 経歴を先に決めてもらい、魔法的な能力のほとんどを決めてしまいました! 司書が2人いたので、経験のあるharudさんにキャラクターのアレンジをお願いしました。

 他の部分については、前半は全員一斉にサイコロを振ってもらい、結果を読み上げました。 後半は指示したサイコロを振って出目だけを先に記録してもらい、各人で表を確認するようにしました。今回は表を切り離して1つ1つを大きくしてあるのでこれで字が読めない!? ということもなく、データ決定自体はスムーズに進んだと思います。

 今回はPL3人のためそれぞれ第4階梯となりました。他の部分がすでに決まっているため、追加魔法を選ぶときも、比較的余裕を持てたと思います。司書2人、書工1人という組み合わせなので、攻撃力が薄くなりがちです。魔法でそのあたりをフォローしました(できたのか?)。正午の時点で昼食に入りました。

 次回までにキャラメイクチャート、キャラクターシート、図表の連動をチェックする。一通りの説明でキャラメイクが一人でできる状態を目指す。

プレイ開始
 予定通りR&R83の『浸食する悪夢の帳』をプレイしました。以下ネタバレがありますので、知っているシナリオができないという方はここまでお願いします。

 本来は4人のところを3人で行きますが、リミットを伸ばしただけで、シーン毎に発生するイベントはそのままにしてあります。

 敵側のデータは変更していません。代わりにPCに下駄をはかせておきました。これで十分だったかはまた後で。

導入フェイズ

“風吹の螺旋”(ふぶきのらせん)卍洞(ばんどう)
 蔵原ミサキの【人物】が公開される
 運命(1:任意)が発生する

 卍洞はシーン2「呼び声」の導入になります。過去のいきさつについては外しました。プレイヤーに了承を取る余裕がなかった点もありますが、自分の中でもこの要素が必要なのか答えが出ていなかったこともあります。

 卍洞が店のカウンターで居眠りをしている。彼は決してサボっているわけではない。天涯の非公式メンバーである彼の役割は担当エリアで起こる怪異を探知することだ。雑音にかき消されてしまう小さな声を聞きとるために、精神を静めているのだ。決してサボっているわけではない。

 その証拠に、卍洞は少女からのメッセージを“受信する”。彼女はミサキと名乗り、「黒い馬がみんなを眠らせてしまう」と言って卍洞に助けを求めて来た。自分は東雲高校の生徒でオカルト部に入っていて・・・、詳しい話を続けようとしたが、その声は途切れた。

 卍洞が目覚めると、店の奥から茶運び人形が現れた。主人の目覚めに馳せ参じたのだろう。お盆の茶碗を取ると見込みを覗いた。小さな茶柱が立っていた。なかなか良い兆しだ。この件はそれほどの犠牲を出さずに解決できるだろう(天涯の結果予測)。

 影原女史からの呼び出しを入れ忘れました!

※ハンドアウト
 最近、レイアウトの関係なのか、オフィシャルシナリオのハンドアウトはタテ型が多い。それだけなら良いのですが、【人物】と【秘密】の上下が揃っていないので一覧した時に読みづらい。ここではシナリオの整理時にそろえてます。

7

“緑風王”(りょくふうおう)イェーツ いつき
 夢界の王の【人物】が公開される
 運命(1:宿敵)が発生する

 いつきはシーン3「夢界の王」の導入になります。

 いつきが所用で六分儀市立図書館の寄ったときのことだった。突然、図書館の魔法結界が破られ、黒い馬に乗った男が現れた。そして黒い馬が火を吐き、図書館や低位の魔法使いたちを焼き払ったのだ。図書館は大混乱に陥り、阿鼻叫喚の地獄絵図が展開された。

 影原女史から依頼されたいつきは、夢界の王と名乗る謎の人物と対峙することになる(夢界の王と草原の王の王様対決!)。激しい戦いの結果、いつきは夢界の王を退けた(演出のみ)。しかし、その結果は予想外のものだった。

 本に戻ったのは黒い馬だけ、さらに馬に乗っていた人物が本を持ち去ってしまったのだ。

「ほう、なかなかやるな。我が眠りの間に、魔法使いどもがこれほど進化していようとは! しかし我が敵ではない。なぜなら、我も進化したのだから! 明日の朝には、この街のすべてが我が王国の一部となるだろう!」

 シナリオギミックを視覚化してヒントとしました。普通に戦っても回収できないよ!というメッセージです。経験者の方には理解してもらえたみたいです。

“真淵の細工師”(しんえんのさいくし)迷ノ宮 ハーマイオニー
 謎の老人の【人物】が公開される
 運命(1:興味)が発生する

 迷ノ宮はシーン4「謎の老人」の導入になります。

 影原女史の緊急招集を受けた迷ノ宮は、炎に包まれる図書館とその上空を舞う黒い馬に乗った人物を目撃した。愚者たちもその炎に目を向け、「火事だ」と騒ぎ始めている。愚者たちには、魔法的存在が見えないのだ。

 しかしその中にあって、自分と同じように馬の方を見る人物を発見する。魔法的存在を感知できるのだから愚者ではないのだろう。しかしこの辺で見かけたことはない。

 「ヤツは、ワシが止める・・・」

 そう呟くと、その老人は人ごみの中に消えていこうとする。追いかけたいのはやまやまだが、今は図書館の方が気がかりだ。道を急ぐことにした。

マスターシーン
 【覚醒】を入手する
 分科会が結成される
 事件の概要が公開される

 導入フェイズの最後はマスターシーンによるシーン5「依頼」です。ここで分科会結成となります。

 PC全員が図書館に集まった。現在六分儀市では原因不明の眠り病が発生しており、犠牲者を急速に増やしている。さきほど図書館を襲撃したのは夢界の王、「浸食する悪夢の帳」の人格部と思われる。至急この禁書を回収して欲しい。影原女史は事件の詳細と依頼を一気に語った。

 さらに、被害は急速に拡大しており、犠牲者が増えるごとに夢界の王は力を増すことが分かっている(マスターシーン以外のシーンが終わるごとに犠牲者が増える、サイクルじゃなくて、シーンだぜ!)。よって被害が限界を超えた時点で封印結界を発動する。夜明けの時点で断章が回収されていない場合も同様とする。

 対抗手段として、分科会には【覚醒】の魔法が使えるNPCが同行する。覚醒の魔法を持つ禁書で作られた外典“リトル・ギア”だ。夢の魔素を受け取ると【覚醒】を使ってくれる。犠牲者を目覚めさせることができるのだ!(でもそれ以外のことは何もしない)

Pa0_0029

 夜明けまでに被害者を減らしつつ、例の謎を解いたうえで断章を回収しなければならない。PCたちはこの過酷なミッションに溜息をついた(どこが楽勝なんだ?)。

 犠牲者は現時点で2万人。

 【覚醒】の<断章>をキャラクター化しました。本来なら、この<断章>にも何らかの背景があると思うのですが、ここでは便利アイテムと化しています。それでは面白くないので、ちょっと考えてみました。

 <大法典>には、魔法を使うだけの外典、“リトル・ギア”(小道具)がたくさん作られている。実は外典の中で一番多いのは、このタイプである・・・といったところでしょうか。どうせ魔法装置を作るのなら、キャラクターにしてしまえ! って感じです。

メインフェイズ
 これよりメインフェイズに入ります。今回、初の試みとして「シーン記録シート」を使っています。プレイの覚書というリプレイ対策と、セッション中の機能として、シーンの各要素を明らかにして、これから始まるシーンを組み立てるための指標とするためです。

 主な要素は、予定されたシーンの内容(発生が決まったイベント、効果)、判定に使った刻印、シーン表の番号(と内容)です。これらからシーンを作る実例はこれから始まる第一サイクル以降をご欄ください。

シーン記録シート(mglghd011201チャート類)
http://kokutoarchives.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/mglghd011200-f1.html

 次回までに、判定が先出しになっているかシーンチャートをチェック。シーン記録シートにイベント欄を追加。

第一サイクル
“真淵の細工師”(しんえんのさいくし)迷ノ宮 ハーマイオニー
 謎の老人の【秘密】が公開される
 刻印は<偶然>、シーン表は8(夜)

 迷ノ宮は手がかりを見つけるため、夜の街に赴いた。といっても当て。はない。できればさきほど見かけた老人が見つかれば良いのだが・・・いた。

 なんだろう、罠か? それとも・・・迷っていてもしかたがないので、声をかけることにした。敵なら敵で仕方がない。真の闇を垣間見た書工は肚がすわっているのだ。

 結果は意外なものだった。彼の名はサミュエル・グレイ、大法典に所属する魔法使いだった。身元を確認すると、正式ではないものの、確かに所属していた。彼は以前にこの禁書に挑んだ分科会の生き残りで、禁書との戦いで夢を奪われ、魔法が使えなくなっていた(以上、影原女史との念話より)。

 身元が確認できたので、迷ノ宮はサミュエルと一緒に行くことにした。老人パーティ結成である。

 謎の老人の秘密から「夢界の王は、誰かの見る「夢」である。」以下の記述を削除して公開しました(といっても枠で囲って×を付けただけですが)。

 犠牲者は2万3000人に達した。

“風吹の螺旋”(ふぶきのらせん)卍洞(ばんどう)
 蔵原ミサキの【秘密】が公開される
 刻印は<祈り>、シーン表は振り忘れ!

 卍洞は助けを求めた少女の行方を探した。もちろん、一番彼らしいやり方で。天涯のメンバーはそれぞれ、自らが得意とする調査方法を持っている。彼の場合は占いだった。しかしただの占いではない。おもちゃである。カードが、骰子が、ゲーム盤が、謎の障壁に遮られた少女の心の声を拾い上げる。

 誰かが偶然、「浸食する悪夢の帳」見つけ、開放してしまった。彼女はそれに巻き込まれ、断章<帳>に憑依されてしまったのだ。事件の全容を解明するには、何としても彼女に会わなければ、卍洞は強く思った。

 犠牲者は2万5000人に達した。

“緑風王”(りょくふうおう)イェーツ いつき
 夢界の王の【秘密】が公開される
 刻印は<混沌>、シーン表は6(無人の路地裏)

 人気のない六分儀市の路地裏で、いつきは目を凝らしていた。眠り病に倒れた人々からオーラが立ち昇っている。狼煙のように空を昇る人々の生気はビルの谷間を抜けると気流に乱れさながらどこかへ流れていく。早く禁書を回収しなければ、夢界の王は恐ろしい強さになってしまうだろう。

 犠牲者は2万8000人に達した。

第二サイクル
“真淵の細工師”(しんえんのさいくし)迷ノ宮 ハーマイオニー
 断章<帳>との魔法戦

 卍洞が探している少女の居場所を探るため、東雲高校に出向く一行。出向いてみると校庭には部活動と思われる生徒が倒れている。この辺りで眠り病が発生したのは午後の早いうちだったようだ。と、なれば、少女はまだ学校の中にいる可能性が高い。一行は校内に入る前に、調査することにした。もちろん、“あの”方法で。

 学校を“めくる”とオカルト部の部室は図書準備室であることが分かった。一行が準備室にたどり着くと、そこに彼女はいた。実は、確認はしていないのだが、倒れている生徒たちの中にあって、一人だけ目を開いて座っているとあれば、彼女以外は考えられない。

 卍洞が尋ねる。彼女は自分が蔵原ミサキだ、助けに来てくれるのを待っていたと応えた。しかしそこまで言い終わった後、表情は一変し、ドス黒い気配が噴き出した。慌てて卍洞は迷ノ宮に交代(!?)。戦いが始まった。

 戦いは順当に進み、分科会は<帳>を回収した。今回の禁書は自信があるのだろう。見つかっても集合して来なかった。それだけに、強敵であることも示しているのだ。

 しかし、犠牲者は3万3000人に達した。

 “めくる”調査方法については、mglghd010900セッションの調査の項を参照のこと
 http://kokutoarchives.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/mglghd010900-03.html

“風吹の螺旋”(ふぶきのらせん)卍洞(ばんどう)
 調律で魔素を習得
 刻印は<祈り>、シーン表、またも忘れる!
 オカルト部員の【人物】が公開される(自動)

 <帳>を回収した一行は魔素を呼び寄せ、【覚醒】を使用する(リトル・グレイ、頼んだよ!)。準備室に倒れていた生徒たちが次々と目覚める。突然目にする老人たち(+若者1人)に戸惑う彼らだったが、一行の質問には答えてくれる。あの本は部長がどこかから借りて来たものだったが、当の部長がいない。

 そのとき、校内放送が流れて来た。「この世界は、もう、終わりです。生徒のみなさんは、すみやかに眠りに着きましょう・・・」。

 一行とオカルト部の生徒たちは放送室に急いだ。

 この間、犠牲者は2万6000人に減じた。

 オカルト部の部員に独自の秘密がない者は省略しました。ここのレギュレーションでは、初期アンカーにも秘密が加えられるので、こんなにたくさんのNPCは扱い切れません。

“緑風王”(りょくふうおう)イェーツ いつき
 部長(夢枕ヒメコ)の【秘密】が公開される
 刻印は<涙>、シーン表はまたも8(夜)

 夜の学校の廊下を、放送室に向かう人数の増えた一行。ある意味異様な光景だが、それを気にしているヒマはない。ミサキが呟いた。「先輩の声です。でもなぜ?」。

 答えたのはサミュエルだった。「彼女は媒介者だ。「浸食する悪夢の帳」は3つの役割に分裂する禁書なのだ。人格部の<悪夢>(夢界の王)、眠りの王国を作り出す<帳>、そして彼女は、眠り病を広める<浸食>に乗っ取られたのだろう。」。もちろん、彼女たちにはなんのことだか分からないが、魔法使いたちにとっては十分だった。

 サミュエルの説明が終わると同時に放送室にたどり着いた、マイクの前に女生徒が座っている。「もう、こんな世界は終わってしまえばいいのよ! みんな眠って、すべて無に還ればいいんだわ!!」そう叫びながら、涙を流している。憑依される動機は十分のようだ。

 犠牲者は2万7000人に達した。

第三サイクル
“真淵の細工師”(しんえんのさいくし)迷ノ宮 ハーマイオニー
 断章<浸食>との魔法戦

 なぜか、連戦してしまう迷ノ宮。しかし今回も勝利して<浸食>を回収する。戦う書工である。

 犠牲者は2万7500人と微増。

“風吹の螺旋”(ふぶきのらせん)卍洞(ばんどう)
 木林シンイチの【秘密】が公開される
 刻印は<混沌>、シーン表は7(断章による魔法災厄の発生)

 一度は振り払った夜の帳が再び押し寄せて来た。卍洞はこれを受け止めて握り潰す。凝固した夜が夢の魔素に代わる。ダメ押しに【覚醒】を使い夜の帳をさらに振り払った。これでしばらくは安全だろう。しかし絶対ではない。禁書そのものを封印しない限り、この現象はなくならないのだ。

 一連の挙動を見たミサキたちが歓声を上げる。口々に「すごい!」、「本当に魔法使いはいるんだ!」、さきほどまで恐怖に怯えていた姿はどこにもない。今は目をキラキラさせて卍洞たちを見ている。

 しかし、その中にあって、木林シンイチだけは態度が違っていた。落ち着きがなく、視線も定まらない。要するに“キョドって”いるのだ。卍洞はそれを見逃さなかった。

 卍洞は木林シンイチに知っていることを話すよう“命じた”。魔法使いの言葉の重みは常人の比ではない。それは何時間にも及ぶ尋問に匹敵するものなのだ。

 木林シンイチの告白は、一行としてみたら他愛もないものだった、最後の一つを除いて。

 自分はオカルトにはまったく興味はなく、ただミサキと一緒にいたいだけだとか、実は封印を解いてしまったのは自分だとか、そこにいる老人は封印が解けたときに現れた男にそっくりだとか・・・

 一行は呆気に取られている面々を“めくり”、今までのことを忘れるよう書き込んだ。

 犠牲者は2万3500人に減じた。

 今考えると、木林君は”めくった”方が良かったのでは? と思いました。“言葉のの重み”は「魔法使いの重み」、“めくった”後の書き込みは「魔法使いの指」、どちらも以下のアドレスで。

mglghd010300行為判定
http://kokutoarchives.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/mglghd010300-1c.html

 木林シンイチの秘密を書き換えて、「ヒント」を加えました。これで夢界の王が言っていた「進化」の謎が解けるはずです。

“緑風王”(りょくふうおう)イェーツ いつき
 サミュエルと事件表9(恋愛)が発生する
 刻印は涙、シーン表はまたも7(断章による魔法災厄の発生)

 東雲高校を後にした一行は重い空気に包まれていた。無言のまま学校から離れていく。口を開いたのはサミュエルだった。

 「しかし皮肉なものだな。あんなに探していたものが、こんなにそばにあったなんて・・・」。彼の事情を考えると、あまりにも残酷な真実だった。思わず涙があふれる。いつきは彼の力になりたいと心から思った。

 「このあたりで良いだろう。さあ、その【覚醒】を私に使ってくれ。」

 【覚醒】した直後のサミュエルに目に見える変化はなかった。一行に安堵の空気が流れかけたとき、サミュエルが突然苦しみだした!

 犠牲者は増減相殺で2万3500人のまま。

 字面だけ見るとすごい良いシーンに思えるのですが、泣いているのが女装の女王様なので、どんな風に見えるかとても気になります。

 この1,2シーン【覚醒】で減、シーン終了で増、を繰り返していました。一時は2万500人まで迫りましたが、遂に2万人を割ることはありませんでした。もし2万人を割っていたら、夢界の王の能力は下がるのでしょうか?

クライマックスフェイズ
 禁書「浸食する悪夢の帳」との集団戦

 サミュエルからドス黒い気配があふれ、彼の足元から黒い馬が這い出してきた。

 「我が「進化」の謎をよく解いた。しかし、我に勝てるかな?」。そう言い放つと、夢界の王は一行の持っていた断章たちと強制融合、「浸食する悪夢の帳」に戻った。さすがにそこまで自信過剰ではなかったようだ。

 そして、最後の戦いが始まった。トップバッターは席順から迷ノ宮、今日は戦いに呼ばれているようで、本日三回目の挑戦の名乗りである(といっても、今回は後攻ですが)。

 というわけでクライマックスフェイズに入ったのですが、戦いの途中でセッションは時間切れになりました。この後の経過ですが、分科会の面々は真の姿や運命の力を使うものの、劣勢を強いられていました。やはり、プロットできる状態の禁書は強いですね。

 時短の方法をこれまでも相当考えて来たのですが、どうも難しいようです。以前、『cxnova』で出したのと同じ結論に達しました。セッションを完結させようと急ぐよりも、シーンシーンをきちんと演出する方に焦点を置こうと思います。

 次回までに、「ゲームに参加するみなさんへ」を書き換え。

プレイが終わって
 今回も、プレイそのものは面白かったと思います。 PLみなさんとても面白いロールプレイで、GMも大変楽しませてもらいました。今回最大の問題は間違いなくGMの準備不足です。明らかにシナリオの読み込みが足りませんでした。各シーンの記述が短いのもそのためです。

キャラメイク
 今回も頂いたキャラシートを眺めると、習得したデータから設定が起こし切れていない状態になっています。サンプルキャラを使っても変わりはないようです。これはもう、当日作成では、そこまでできないということでしょう。むしろ、他のことに時間を使った方が良さそうです。

設定的な解釈
 「断章を各個撃破して、さらに禁書にしてから再度戦う」は、今回、やろうと思えばできる状態だったのですが、その場の展開により成立しませんでした。このあたりのこと、禁書自身はどう思っているのか、公式に聞いてみたいところです。

 魔法災厄について、大変面白いギミックだったので楽しめたのですが、禁書全体としては詳細やメカニズムが明らかになっていません。禁書を回収する根本的な原因なので、そのあたりもハッキリさせてもらいたいところです。

戦闘バランス
 前回の教訓、「下駄は高めにすると良い」により、階梯を上げての挑戦となりましたが、苦戦していました。経験の浅いPLが標準になることを考えると、意識して下駄を高くしていかなければならないと感じました、公式シナリオは第3階梯4人のシナリオが多いので、調整バランスとしては4人=第4階梯、3人=第5階梯、2人=第6階梯ぐらいが良いのでは? と思いました。

結びに
 七転び八起きといいますか、なかなか思うようにいかないものですね。しかし、今回の試行で成果の出たギミックもありました。まだ伸びしろはあると思います。次回があれば、今回の経験を生かし、より面白いプレイができると思います(ご期待ください!)。

 最後に、この試みにつき合ってくださったPLのみなさんへの、再度の感謝で報告を終わりたいと思います。

 面白いプレイをありがとう! 次回も遊びに来てね!!

追伸:PLの皆さんへ
 記録に抜けがあり、細かい部分がうろ覚えです。「ここ違うよ」「これ入れて~」というところがあったら連絡ください。もちろん感想大歓迎です!

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