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2014年9月 1日 (月)

冒険の酒場第6回リプレイ報告~マギカロギア編シナリオ『共鳴する裏切りの炎』

 プレイ報告第1弾はマギカロギアです。Role&Roll79の『共鳴する裏切りの炎』のリプレイです。ネタバレがありますのでご注意ください。

セッション前
 朝の9時集合、開会の挨拶ののち、メンバーは各卓に散っていきました。マギカロギアの卓は店の一番奥です。落ち着いた雰囲気でゲームができるように、言い換えれば危険な発言が周囲を汚染しないように、体の良い「隔離」です(オーイ)。

 ※だからんなことはねぇんだよ! 店のレイアウト上、ほかと離れた卓が発生するだけだつってんだろ!

PC&PL&GM紹介
 参加者はマギカロギアが2回目のGMとPLが一人ずつ、初めての方が一人という面子。2回目の方は前回PLをしてくださった方ですので、GM含めて再挑戦ということになります。今回のタイトルは「リベンジ! 今度こそ勝つぞマギカロギア!!」です。

 なお、紹介は席順です。

“高慢なる戯曲”芦屋 卑弥子(あしや ひみこ) PL:Hさん
 第6階梯の司書、真の姿は無数の足を持つ海魔という闇の領域の魔法使い。現世の姿は30代の女性。六分儀市で喫茶店を営むオーナーマスター(普段の呼び名はオーナー)。魂の特技も高慢で、プライドの高い女。

 前回もマギカロギアに参加されて、今回が2回目のプレイになります。まだ2回目だというのにすでにベテランの雰囲気が漂っていましたよ!

“怠惰なる霊眼(ピーピング・アイ)”賀茂(かも) PL:Sさん
 第6階梯の司書、真の姿は書刑された罪人(磔だ~)という闇の領域の魔法使い。現世の姿は30代の、こちらも女性。名前に「なし」が出てしまったのでフルネームが設定されていない。普段は“賀茂先生”と呼ばれる。教師として今回の舞台となる私立東雲高校で社会科の教師をしている。

 今回がマギカロギア初挑戦になりました。きめ細かいロールプレイでドラマを盛り上げていただきました。ありがとうございます!

GM:除温冷脳64(じょんれのん64)
 魔法使い、超常能力者、異能者大好きGM。マギカロギアが面白そうだったので手を出してみたら、前回えらいことになってしまった。今回にリベンジを誓う。

ツィッターアカウントはこちら
https://twitter.com/johnlenon64

作品紹介
 今回もマギカロギアに初挑戦の方がいますので、マギカロギア体験会の形になりました。基本的に全員が経験者ということはあまりなさそうだという認識にGMは至っているので、今後はこれをスタンダードとして扱うことにします。

 作品紹介に関しては用意したペーパーを使いながら流し気味に、詳しくは追々という形に改めました。その都度必要なことを伝える方が総量で情報が少なくなり、進行の迅速化につながると考えたためです。

 ベースになる解釈は例によって以下のコンテンツを使っています。

(仮)マギカロギア・ヘヴンズドア
http://kokutoarchives.cocolog-nifty.com/blog/
上記のアドレスからカテゴリー「mglghg」へ

キャラメイク
 今回も用意したのは、初心者用にカスタマイズしたキャラメイクチャート。できる限りサイコロを振るだけでデータが決まるように作ったつもりのものです。取りあえずデータを決めてしまい、プレイしながら理解していく流れを目指しました。システムのことがよく分からない初心者がデータ選択に時間をかけても、満足な結果は得られない、と考えた結果です。

 前回誤算だった項目の多さは経歴決定サプリメント『魔法修行』の不採用とアンカーの数を減らして対応しました。

 そして今回、新兵器としてサンプルキャラクターシートを投入! しようとしたのですが、トラブル発生!! 経歴を先に決めてもらい、決まった経歴のシートを出力しようと斜め向かいのコンビニ向かったところ、コピー機にPDFの出力機能がない。古い機械だったようです。
 めげずに2軒目。今度は大丈夫、さあ出すぞ! おや、シートの右半分がでない? 一番ウェイトの高い魔法部分が出ないとは一体? PDFの生成時、ページ単位での生成になっていたのか? なぜ? 一応用意しておいたブランクシートのデータは揃っているのに…

 対応ソフトの不具合かもしれないのでもう一軒、変わらない。無事だったブランクシートを出力して帰途につく、結局すべて記入、さらに魔法も全部選んでもらうこととなり、合わせて小一時間のロスとなってしまいました…

 前回あった、全員一斉にサイコロを振ってもらい、結果を読み上げて発表していった件ですが、今回も読み上げました。チャートを整理して、各自でサイコロを振り結果を確認できるようにしたのですが、チャートの字が小さすぎて読めないというアクシデントが発生、根本的に作りなおさないとダメとなりました。

 しかしトラブルにもめげずにキャラメイクは進み、正午の時点で昼食に入りましたが、プレイできる状態までこぎつけられました。今回はPL2人のためそれぞれ第6階梯となります。魔法を選ぶのに四苦八苦となりそうでしたが、2回目&素養のある初心者の二人だったのか意外とスムーズでした。

プレイ開始
 予定通りR&R79の『共鳴する裏切りの炎』をプレイしました。以下ネタバレがありますので、知っているシナリオができない方はここまでということでお願いします。

 本来は4人のところを2人で行きますから、サイクルで発生するイベントのタイミングを2倍にのばしています

 ただし、憑依深度の処理のみ毎サイクルとしています。今考えてみると必ずしもサイクル単位でなくとも良い気がしますが、シーンカウンターとしての機能もあるのでそのままにしたんだと思います。また、憑依されたキャラクターの処理に関してはルールブックに合わせています。

 敵側のデータは変更していません。代わりにPCに思い切り下駄をはかせてみました。これが凶と出たか吉と出たかは、また後で。

導入フェイズ
“高慢なる戯曲”芦屋 卑弥子(あしや ひみこ)

 卑弥子はシーン3「人体発火現象」からの導入になります。

 夜の街を行く卑弥子。遠くに霞がかった壁が見える。大法典の封印結界だ。つまり、大法典と禁書が追いかけっこをして、禁書が負けたということだ。さっそく魔法使いたちにしか聞こえない声で該当地域からの退去が勧告される。数日中にこの結界は綴じられ、禁書の封印が行われるだろう。

 そんなことをぼんやりと思っていた矢先、目の前で声が上がる。人が燃えているのだ。明らかに魔法災厄、閉じ込められた禁書が起こしたものだろう。封印に囲まれて行き場を失くした禁書は潜伏して機会を待つしかない。脱出するチャンスを狙った悪あがきだ。

 ふとそのとき、群衆の中に知った顔を見つけた。店によく来る高校生、名前は確か、広瀬香、向こうもこちらに気付いたようだ。軽く会釈して、その場から離れていく。

 偶然だろうか? 今の時点では分からない。一応、記憶にとどめておこう。

 封印結界の解釈について、詳しくは以下のアドレスで

 mglghd010900セッションの封印結界の項を参照のこと
 http://kokutoarchives.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/mglghd010900-03.html

“怠惰なる霊眼(ピーピング・アイ)”賀茂(かも)
 賀茂はシーン1「星に願いを」からの導入になります。

 六分儀市の高層ビル、眼下では禁書との戦いが一区切りしようとしていた。探査用の呪圏を展開した魔法使いたちが小刻みに移動しながら徐々に間隔を狭めていく。それぞれの呪圏が接触し、円陣を成した。これで結界の中にいる者は、彼らに感知されることなく外には出られなくなった。封印結界の成立だ。

 賀茂は係員の労をねぎらうと自宅への進入許可を求めた。いくら高位の書警といえども、封鎖地域への無断進入は許されないのだ。返事はもちろん「イエス」だが、ことわる必要はある。

 そのとき、“壁”の向こうから強い願いを感じた。係員と顔を見合わす。目が「お願いします」と言っている。封印結界を展開している間、彼らは身動きが取れない。文字通り不眠不休で呪圏を展開させ続けなければならないのだ。

 「しょうがないなぁ…」、聞こえるか定かでない声でつぶやくと賀茂は夜の街に降り立った。向かった先は住宅街、道を曲がった途端、短い悲鳴(?)が聞こえた。

 悲鳴の主には見覚えがあった。久住慧子、賀茂の勤める高校の生徒だ。見たところ学校帰りのようだ。ここで何をしていたか尋ねる。もちろん偶然を装ってさりげなく。

 彼女はただの学校帰りで何もないというが、賀茂の霊眼は彼女が極度の緊張状態にあると見抜いた。もっとも、誰が見ても明らかなほど、言動にも現れているのだが。

 明らかに怪しいが、“怠惰なる霊眼”はこれ以上詮索しなかった。いつも近くにいるのだから、いつでも調べられる。それに、直に“めくる”のは流儀に合わない。今日のところは
見逃しておく。

 と、言いたいところだが、家に帰るまでは見張っておくことにしよう。特に訊問が終わった直後が一番スキを見せやすい、刑事ドラマでも常識だ。

マスターシーン
 シーン4「六分儀市立図書館」を分科会の結成シーンに使いました。

 影原女史に呼び出された二人には、この封印結界が禁書「共鳴する裏切りの炎」を囲っていること、そしてその回収が命じられる。

 影原は確かに六分儀市の管理者であり、在野の二人に命令しなければならない立場だが、階梯では遥かに下だ。“万学の祖”アリストテレスを除けば、最高位の魔法使いに対する命令とは形を変えた「お願い」である。

 彼女は言葉を選び慎重に伝える。「賀茂先生がお勤めの東雲高校の国語教師、沢渡和人が断章に憑依されているようです」。

 二人は下位の者を煩わせたくなかったので、それだけ聞いて引き受けることにした。

メインフェイズ

第一サイクル
マスターシーン
 
メインフェイズの初っ端からマスターシーン「憧れの人」です。

 私立東雲高校の図書準備室では、図書委員会が開かれていた。同校に勤める賀茂は図書室からその様子に聞き耳を立てていた(デビルイヤー!)。

 顧問の沢渡和人を調べるのが目的だが、そのとき、どこからともなく「歌」が聞こえて来た。図書室の書き割りが倒れ、舞台が広がる。バックダンサーが駆け寄って来るその中心で、女子高生の衣装を着たキャストが歌っている。植野隆に対する恋心を歌い上げるキャストの顔はよく見えない。

 沢渡和人、広瀬香、久住慧子、そして植野隆…禁書が寄生しようとしているコミュニティーはここのようだ。

 慧子の願いを「誰かを想う歌」に統一したらいいかもしれません。その方がミスリードを防げるし、演出にも一貫性が出ます。

“高慢なる戯曲”芦屋 卑弥子(あしや ひみこ)
 卑弥子の調査シーン、ターゲットは広瀬香です。シーン表で7を振りましたが、事なきを得ました!

 先日の出会いは偶然ではなかったらしい。店に来た広瀬香の方から話しかけて来た。もし、という仮定の話で友達と同じ人を好きになってしまったがいたら、どうしたら良いだろうか。

 話が進むうちに気持ちが高ぶって行ったのだろう、香は気配が怪しくなって行った。彼女の周りの熱量がどんどん増えていく。卑弥子は身構えた。しかし周囲が発火する寸前、正気に戻った。

 大法典から聞いていた魔法災厄に違いない。卑弥子は断章の憑依を確信した。早急に回収しなければ。

“怠惰なる霊眼(ピーピング・アイ)”賀茂(かも)
 賀茂の事件シーン、ターゲットは植野隆です。判定に失敗して何もなし。ファンブル出なくてよかったね!

マスターシーン
 第一サイクルの最後はマスターシーン「炎の街」です。夜道を歩いているOLが突然火だるまに、それをながめる謎の少女という演出でした。

第二サイクル
“高慢なる戯曲”芦屋 卑弥子(あしや ひみこ)
 広瀬香に憑依した断章「炎」に魔法戦を仕掛ける。登校途中の広瀬香を学校前で待ち伏せして魔法戦を仕掛け、見事勝利。さすが第6階梯、瞬殺です。記憶を封じて気絶させた後、賀茂に任せて退場。

 前回のように、「正体が露見すると途端に合体」はないことも一因でしょう。今回は封印結界に閉じ込められているので、「追っ手を倒して逃亡」はできません。それぞれが見つかっても、ほかは助けに出ていけないのです。フォックスハントって楽だな~

“怠惰なる霊眼(ピーピング・アイ)”賀茂(かも)
 懲りずに今度は調査。ターゲットはもちろん植野隆。今度は無事成功。問題は秘密の演出。一人だけが知っても意味がないので、なんとか周囲に知らせたい。先ほど戦った広瀬香を使うことにしました。

 バスケ部の朝練に参加している隆に声をかける。校門前に倒れていた図書委員の女の子を保健室に運んだ。保健の先生を呼んでくるので様子を見ていて欲しいと頼んだ。

 あわてて保健室に駆けつける隆、ベッドで眠っている香を見て呟いた。「良かった、久住じゃない」。

 保健の先生と交代した植野隆は練習に戻って行った。一方気が付いた広瀬香は大事を取って早退、病院に行くよう促された。

 校門をくぐる香の頬を一筋の涙がつたっていった。彼女は起きていたのだ。

 断章「炎」が先に回収されてしまったのでこの後のイベントはありません。ということは秘密を一人で知っても良かったわけですけど、ここはやはり演出の幅を広げるということで、調べて情報を得るだけではなく、情報の方から現れてくる調査の事例として、やってみました。 

マスターシーン
 第二サイクルの最後もマスターシーン「炎の街」。ただし今度は男がそれをながめる演出になりました。香の憑依が解けましたので。

第三サイクル
“高慢なる戯曲”芦屋 卑弥子(あしや ひみこ)

 開いてないハンドアウトがあったのでそれを公開することにしました。第6階梯の司書は魔法に余裕があるので「読書」とか持ってますから、自動成功です。これでやっと犬神博士が登場! そしてシーン表はまたしても、7!!

 突然、上着の裾が燃え始める男性、このままでは火だるまになってしまう。突然、空がかき曇り大粒の雨が火を消してしまう(「雨」判定成功)。

 「無粋ですね、こんなに素晴らしいショーの邪魔をするなんて!」

 なぜかビルの屋上から卑弥子を見下ろす黒マントの男(構図が逆だよ)。短いやり取りの後、「またお会いしましょう」と言い残して去っていった。

 ここで卑弥子に犬神博士をアンカーにする処理をしようとしましたが、ここでの記述が「犬神博士が卑弥子をアンカーにする」ようになっているとの指摘あり。意図がよく分からないのですが、そうしておくことにしました。

 今考えてみると、通常処理で良かったと思うのですが、書籍卿もアンカーを持てるという証左とも考えられます。ああ、分からん。

“怠惰なる霊眼(ピーピング・アイ)”賀茂(かも)
 新たな敵の登場に解決を急いだ賀茂。沢渡和人から「共鳴」を回収することにした。

 職員室で沢渡に声をかける賀茂、お話したいことがあるといって、歴史準備室に連れ出した。

 「お話したいのは図書委員の広瀬香のことです」。沢渡の顔色が変わる。戦闘開始。

 騎士が召喚で来たので多少抗ったものの、今回も快勝。しかし憑依深度が4に達していたため、沢渡が死亡してしまいました。取りあえず死体を歩かせて職員室まで帰らせた後、自分の机に向かわせました。

 さすが闇の魔法使い、ダークな魔法も得意です。沢渡和人は心不全として処理されました。しばらくは騒ぎが続きますが、それもじき収まるでしょう。

マスターシーン
 サイクルの最後はマスターシーン「炎の街」が入るのが通例ですが、今回はありません。これが何を示すかについては、PLサイドでは把握できなかったと思います(しかし大したことではないのでGMも補足しませんでした)。プライズとして断章を持つというのは珍しいですね。

第四サイクル
予知夢シーン

 ここで追い詰められた犬神博士が思い切った手段に出ました。持っていた断章「裏切り」を久住慧子に憑依させるつもりです。慧子をアンカーに持っているのは賀茂、ここでなんと予知判定に失敗! 目論見通り憑依されてしまいました。

 賀茂はアンカーの関係で達成値が常に+1できるにも関わらず、出目が悪い!!(さっきも事件判定失敗したしね) おいしいところを持っていくキャラです。

“高慢なる戯曲”芦屋 卑弥子(あしや ひみこ)
 ここまで比較的順調に来ていた二人ですが、ちょっと困りました。最後の断章「裏切り」の居場所が分からない(キャラ的に)。そこで二人は一計を案じました。調査でも良いのですがここは因縁のある犬神博士に事件を起こすことにしたのです。

 卑弥子の店先で堂々と断章を広げる二人。二つの表記を付き合わせることで様々な事実が明らかになっていく(トリビアレベルです。実は沢渡ではなく、香の方が先に憑依されのか! ヘェ~とか)。

 待ち人は唐突にやってきた。ドアを開けて、店内に入り、席につき、メニューを開いた。

 犬神博士はクリームソーダを頼むと、「私に何か聞きたいことがあるのでしょう?」と切り出した。明らかに罠でもあるにも関わらず、堂々とした態度で臨む犬神博士に卑弥子は尊敬の念を抱いた(運命の属性が尊敬に決定)。

 ここで賀茂が「霊眼」を使いながら、犬神博士に断章「裏切り」の所在を尋ねる。「以前は持っていたが今は持っていない」と答える博士(秘密を公開)。しかし賀茂の霊眼はその先にあるまだない言葉を見つめる。「誰かに憑依させた」。

 「これで十分でしょう。」そういって犬神博士は去っていった。「また、お会いしましょう」の言葉を残して。

 “怠惰なる霊眼”のハイライトシーンかな? 事件のシーンで調査ができるという、便利な魔法です。それだけではなく、後述する「めくらなくても良い」という点でも利点はあります。ところで賀茂はもしかすると、もと猟鬼ではないかと思いました。リスペックの際には検討ください。

 

“怠惰なる霊眼(ピーピング・アイ)”賀茂(かも)
 もうクライマックスフェイズに入っても良かったのですが、話にケリをつけたいということもあったので、調査シーンです。ターゲットはもちろん、久住慧子です。

 断章「裏切り」の憑依先に相応しいのは誰なのか? それはきっとあの歌の主に違いない。賀茂は久住慧子を卑弥子の店で待った。

 偶然を装って席につくと、慧子の方から話しかけて来た。最近、お友達の一人の様子がおかしい、付き合いが悪くなって、今日も学校の前で倒れて早退した。連絡しても返事もない…思い当たる節が多すぎて答えに困るが、ここはこちらの要件を先に済ませてもらうことにした。

 賀茂が久住慧子を「めくる」。本来なら、ターゲットに直接手を出すようなマネはしないのだが、今回は別だ。仮にバレても問題ない。どうせ、最後の戦闘になるだけだ。彼女の心の扉を開くと、そこにはこれ以上はない大きな文字で「植野先輩が好き」と書かれていた。

 うむ、大正解。やはりあの歌の主は彼女だった。圧倒的な感情の存在を垣間見て、賀茂は眩暈を覚えた。ついぞ感じたことのない人間の想いの強さだ(運命1点上昇)。

 その一方で、ページの隅にある小さな記述も見逃さなかった。「私は断章「裏切り」に憑依されている」。扉が賀茂の手をはね飛ばし、勝手に閉まった。自由を取り戻した慧子は、慧子ではなかった。

 やっと「めくる」調査が出て来ました。セッションの始めから、調査の標準的な描写は対象をめくって読むんです、と伝えていたのですが、今回は変則的な表現が求められる場面が多く、なかなか機会に恵まれませんでした。

 ちなみに憑依深度が0の場合、秘密に憑依の事実を載せなくても良いみたいです。ただ、今回のように憑依を強く疑っている、あるいはほぼ確信している場合は知らせた方が良いと思います。

 「めくる」調査の演出について、詳しくは以下のアドレスで、

 mglghd010900セッションの調査の項を参照のこと
 http://kokutoarchives.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/mglghd010900-03.html

クライマックスフェイズ
 正確には第四サイクルの最後のマスターシーンです。そのため憑依深度は進行しません。

 憑依が露見した断章「裏切り」は強制融合で先制権とプロット能力(あと犬神博士の立会人)をもぎ取って二人に挑んだのですが、それでも形勢を逆転できず、「共鳴する裏切りの炎」は回収されてしまいましたとさ。

 第6階梯二人でも強力です。

 防御サイコロが余る→魔素が溜まる→魔法が使える→どんどん有利になる

 一騎打ちを基本形にするマギカロギアの戦闘では、集団戦になっても個人の強さが際立ちます。もちろん第6階梯が異常に高いと言うこともできると思いますが、レベルが上がってもできることが変わらないマギカロギアでは、経験の浅いPLに高レベルのPCを使ってもらう方が良い経験ができると思いました。 

エピローグ
 一見楽勝の雰囲気ですが、きっちりオチは着きました。憑依されたまま禁書に融合した久住慧子に運命変転が発生、「大事なものを盗まれる」ことになりました。彼女にとって大事なものと言えば…

 朝、慧子が学校に行くと、とても仲の良いカップルに出会った。大好きな先輩がなぜか広瀬香とくっついている! 彼女の、魔法使いすら感銘を受けるほど強い想いがどこに向かうのか…賀茂たちは監視を続けることにした。

 時間の関係上、エピローグ以降は駆け足で流しています。感想戦とか詳しくやりたかったのですが残念です(キャラメイクでの時間ロスが痛かった!)。

プレイが終わって
 今回も、プレイそのものは面白かったと思います。 PLみなさんとても面白いロールプレイで、GMも大変楽しませてもらいました。GMとしての課題も前回より減ったセッションとなりました。

キャラメイク
 今回も頂いたキャラシートを眺めると、習得したデータから設定が起こし切れていない状態になっています。不手際で魔法の選択などに時間がかかってしまった点が悔やまれます。

 次回こそは、サンプルキャラクターを使って、対処しようと思います(チャート・表のレイアウト改良は必要ですね)。引き続き、データから設定を起こす話ができる作業時間にまとめる。これを課題とします。

設定的な解釈
 「断章を各個撃破して、さらに禁書にしてから再度戦う」は、やはり設定的裏打ちが弱い気がします(魔法戦や集団戦は通常の戦闘とは違うと思うので、そこら辺を明らかにして欲しい)。フォックスハントをデフォルトにすれば戦力的な問題は解決しますが、設定的な裏打ちは気になります。

ルールの把握漏れ、運用の誤り
 前回より減ったと思います。当日シナリオを調整したのでそのあたりでのミスがいくつかありましたが、致命傷というほどではなかったようです。今回の教訓は、「下駄は高めにすると良い」です。システム的な部分は高スペックで乗り越えて、シナリオ上の問題だけ悩めるようにした方が楽しめるようです。

結びに
 前回のリベンジが果たせたとGMは勝手に思っています。しかしまだ終わりじゃありません。次回があれば、今回の経験を生かし、より面白いプレイができると思います(ご期待ください!)。

 最後に、この試みにつき合ってくださったPLのみなさんへの、再度の感謝で報告を終わりたいと思います。

 面白いプレイをありがとう! 次回も遊びに来てね!!

追伸:PLの皆さんへ
 記録を取っていなかったので、細かい部分がうろ覚えです。「ここ違うよ」「これ入れて~」というところがあったら連絡ください(特に賀茂が霊眼を使って誰の秘密を知ったかが思い出せない、犬神博士で良かったのかな?)。

 もちろん感想大歓迎です!

追伸2:PCデータ
 PCのデータをこちらに控えました。設定を書き起こしたい、あるいはリスペックしたいときはこのデータを使ってください。

卑弥子

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賀茂

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